shop search
contents
ニュース&ヒストリー
職人の技
職人のレシピ
今売れてます!自慢のスイーツ
デパチカNow!!
口コミ情報
about this site
このサイトについて
リンク
キャラクターについて
神戸新聞へ
RSS1.0
My Yahoo!に追加
神戸洋菓子職人阪神間のスィーツの最新情報やその歴史をお届けします。
Sweets Love
松葉(2007/11/09)
松葉

▼芦屋田中金盛堂

1926年に創業した本店(神戸市灘区)から、60年にのれん分け。せんべい35種類、おかき100種類の豊富な品ぞろえ。阪神芦屋駅から徒歩約5分。8時半―19時半
▽不定休
▽芦屋市大桝町7の5
▽TEL0797・22・2573

 このせんべいが好きなのはね、口いっぱいに広がる卵の風味が、今は亡きばあちゃんを思い出させてくれるからだと思うんだ。幼いころ、夏休みにばあちゃんの家を訪ねると、決まって卵味のせんべいと、手作りのしそジュースが出てきた。せんべいをかじる私に、ばあちゃんは必ず「いくつになった?」って聞いたっけ。

  「昔ながらの手焼きせんべい」を味わえる芦屋田中金盛堂。店内では、ガラス越しにせんべい作りの工程を見ることができる。三代目の田中克志さん(43)が、卵と小麦粉、砂糖、重曹を少しだけ加えて絞り袋に入れた名物「松葉」の生地を、鉄板へ棒状に絞り出していく。片面を焼いたら、半分に折りたたんでもう一度、火に。“松の葉”に均一についた焼き色、ポクッとした食感は熟練のなせる技。「機械じゃ、この味は出せない」と二代目の幸男さん(75)は胸を張る。

  シンプルながら、いくら食べても飽きないところは、白ご飯と一緒。素朴で優しい味は、懐かしい思い出までよみがえらせてくれる。袋詰め(十八包み)五百二十五円。

(坂口紘美)


(神戸新聞夕刊掲載)
戻る