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Sweets History
【レポート】
堂島ロールのヒミツ 甲南大学で講演会(前半)

「美人」社長の努力とヒラメキで大人気!

01最近ブームの洋菓子といえばロールケーキですが、大阪の「堂島ロール」は、その中でも「行列しないと買えない」!大人気商品として有名ですよね。まだ食べたことはないけど、名前を聞いたことはある!という方は、きっと多いはず。

堂島ロールがなぜそんなに人気なのか解き明かす講演会が 10 月 17 日、神戸・甲南大学で、開かれたので行ってきました。題して「堂島ロールのヒミツ」!

堂島ロールをつくっている洋菓子店、大阪・堂島の Patisserie Mon chou chou (パティスリー モンシュシュ)の金美花社長の講演と、経営・経済学部の教授によるセミナーの豪華2本立て。

「大学でロールケーキ?」という気分でしたが、内容はいたって真面目。ロールケーキをアタマでた〜っぷり味わってきました。人気の背景には、「美人」社長の並々ならぬ努力とひらめきがあったんです!

(小堀真理江)


堂島ロールをつくっている Patisserie Mon chou chou は、2003年、堂島ホテルの一角にオープンしました。小さなお店でしたが、今は大阪に4店舗、東京に5店舗、名古屋に2店舗、そして広島に1店舗を展開するほどに急成長。特に今年の9月には関西百貨店界の雄、うめだ阪急に出店! 勢いは止まるところを知りません。

02そんなお店のヒミツを解き明かす講演会の会場は、甲南会館の大ホール。
行列が普通のお店ならではで、講演会の受付にもこの行列・・・ 入れるのかしら?
学生・洋菓子業界人・お菓子好きな一般の方などなど、総勢460人!
ロビーにも、会場に入れなかったモニター聴講者が100人!
合計約600人が大注目するなか、講演会は始まりました。

◆金美花 社長、登場

03前半は Patisserie Mon chou chou の社長、金美花さんの講演。
彼女が壇上に上がると会場からはざわめきが。
それもそのはず。
金さんは社長というよりは、ふんわりした雰囲気の綺麗なお姉さん。
こんなに美しい「経営者」がいるなんて! 「女性の美」と「キャリアでの成功」は両立できるものなのか!? 心の中で私も激しく動揺。

「大学で講演するのは初めてで、緊張します…」

ざわめきの中、あくまでも謙虚さをたたえながら話し始める金社長。これまでのお店の足取りを、やさしい口調で話し始めました・・・

◆“Mon chou chou”の誕生秘話

美しい金社長。実はお店を始めようと思ったきっかけは、旅先での思いつきから。

「ヨーロッパを旅行した際、人々の語らいのそばにはいつもお菓子がありました。
大人がお菓子を囲んで話している姿は新鮮で、私は日本に帰ってもあの風景、あのお店に行きたいと思うようになりました。
日本でも、そんな国外のみでなく海外のお客様の心に残るような洋菓子店を作りたいな、と思いお店をオープンさせる事にしました」

04店名の由来は??

「もとは“ Mon chou chou ”でなく“ Cendrillon ” ( =フランス語でシンデレラ、の意 ) だったんですが、読みにくいと周囲からの助言もあり変えました。
しかしお店の内装はシンデレラの舞踏会を意識しています。
“ Mon chou chou ”は“マイハニー”の意味。愛着がもてる名前で大好きです」

屋号の申請締め切り直前、フランス語の辞書から見つけ運命の出会いを果たした金さんと“ Mon chouchou ”。

しかし、かわいらしさだけではお店の経営はできません! 金さんには想像以上にハードな毎日が待っていました。

◆深夜のケーキ配達

「朝6時から9時はケーキの製造。
10時から店頭に立って夜 22 時にお店をクローズ。
そしてお店を閉めた後も近くの飲食店にケーキを自転車で届ける…
そしてまた朝になればケーキの製造。
オープン当時はずーっとその毎日でしたね」

お店が終わってから自転車で配達!?すごい。
しかし金さんの閉店後の営業はしっかりと実を結びました。

飲食店のお客さんの口コミで“堂島ロール”の人気に火がついたのです。
あの時の寝る間も惜しんだ努力があったこそ、今の“堂島ロール”があるのですね。

しかし、好きで始めた事とはいえ、さすがに嫌にならなかったのでしょうか…?

05「今思い返しても、あの日々は大変でした。
朝方、仕込中についウトウトしてしまいボヤ騒ぎになった事も…。
大変でしたが、1日たりとも全く同じ日はなく、毎日成長できて楽しかった。
それに、例えるならお店、そして商品は女性と一緒。
いつも笑顔で美人でいれば、周りの方に声をかけて頂けるけれども、疲れていたり、元気のない雰囲気だと誰も振り向いてはくれません。
性格 ( =味)がよくて、見た目もキレイなそんなケーキやお店作りを心がけています。
これからも“ Mon chou chou ”は、“美人”なお店でありたいですね」

「美人なお店」。なかなか思いつくフレーズではなさそう・・・ でも、そんな見えない努力を重ねながら姿も心も美しくなったお店を誰もほおっておくわけにはいきませんよね♪

「(お店が有名になったのは」全国の百貨店バイヤーが集まるうめだ阪急さんの催事で取り上げて頂いたのがターニングポイントかな。
あの催事でみなさんがおみやげとして各地に持って帰って頂いて、“堂島ロール”が全国に羽ばたいたのだと思います。
今年の夏にはそのうめだ阪急さんへ念願の出店が出来て大変嬉しいです」

お店の名前も幸運な出会いがきっかけでしたが、お店が成長できたきっかけも、声がかけられたという出会いから。実は定番商品の堂島ロールの誕生も、ふとした偶然からだったんです!

後半へ続く

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