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三つの置き山をデザインした箱と「三ツ山団子」 |
3月31日〜4月7日に播磨国総社(姫路市総社本町)である20年に一度の「三ツ山大祭」に合わせ、同市二階町の菓子店「杵屋」が三つの置き山をイメージした「三ツ山団子」を販売している。20年ぶりの製造といい、置き山を描いたパッケージと3色の団子を見て「懐かしい」と購入する人もいるという。
同神社に引き出菓子を納めるなど関わりの深い同店が、前々回の大祭を一緒に盛り上げようと、1973年に開発。数年後に店頭から姿を消したが、93年の大祭では期間限定で再登場した。
昨秋、置き山の絵柄をあしらった前回の菓子箱が倉庫で見つかり、全く同じデザインでの復刻を決定。岩田稔工場長(54)らが記憶を頼りに団子を再現した。
生地に黒ごまを練り込んだ白色、青のりをまぶした緑色、きな粉をまぶした黄色の3色で1組。6個入りを945円、12個入りを1890円で販売する。
内藤春代専務(77)は「前回と同じ味に仕上がった」とし、「団子の味と一緒に前回の大祭を思い出してほしい」と話していた。
市内の杵屋全店で大祭最終日まで販売予定。杵屋本店TEL079・285・3509
(2013年1月31日 神戸新聞掲載)
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